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メモ

2015-01-01から1年間の記事一覧

ルイス・マンフォード「第三章 近代建築へ向かって」『褐色の三十年』、富岡義人訳、鹿島出版会、2013

こちらの書(http://rco-2.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/2013-7c39.html)の第三章、この部分(http://rco-2.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/towards-modern-.html)の和訳である。 あらためてリチャードソン、サリヴァン、ライトという建築家を主軸とし…

マルクス+エンゲルス『共産党宣言』大内兵衛・向坂逸郎訳、岩波書店 1951

まず1888年英語版への序文に目が行く。ここで著者たちは英国他の社会主義者を批判して「共産主義者」という概念を提出している。「社会主義者」とは「1847年には社会主義者といえば、一方ではさまざまの空想的体系の信奉者、すなわち、すでにともに委縮して…

Non

9 Noncommercial Work, 10 The Home Insurance Building, 11 Commercial Work,1886-92, 12 The World`s Columbian Exposition and Last Works

「フランス・ラディカル理論の論者にして構造の改革者として、建築の革命を彼はなした。あらゆる革命がそうであるように、それはいくつかの段階を経ている。1885年に最初の段階が始まり、1885年から1892年が英雄的段階、そして1893年がテルミドールとなる」…

Jonna Merwood-Salisbury, American Modern, The Chicago School and the International Style at New York`s Museum of Modern Art

『Chicargo 1890』の著者・ジョアナ・マーウッド=ソールズベリーのペーパー。 academia.eduでダウンロードできる。年代等は不明だが近年に違いなく、頁の打ち方からしてアンソロジーか何かに収録されたか収録される予定だったものと思われる。 『シカゴ1890…

オスカー・ニーマオヤー、ロベルト・ブーレ=マルクス、ジャック・リプシッツ、フェルナン・レジエ、ミロ他

アブストラクト・シュルレアリスム パリにおいて絵画と建築が最も接近した一九二五年頃、レジエやオザンファン、そしてル・コルビュジエ自身の絵画は、形や色彩が複雑で多様なものへと回帰することで、すでに温和なものとなり始めていた。しかしながらまさに…