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メモ

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

西谷啓治著作集10、創文社、1987

サルトル批判 実存主義の被投的・企投(geworfener entwurf)概念は、「被投」から「企投」への過程で実存主義の有名な「選択」という鍵概念が入る。これがサルトルのニヒリズムをして自我を強くしているという批判。 古代ギリシアではデミウルゴスは素材に…

ギヨーム・アポリネール「キュービズムの画家たち」渡邉一民訳、『アポリネール全集10』紀伊国屋書店1964

瀧口修造が述べる「面的透明性」という概念はここには出てこない。 「物体はすべて光のまえでは平等である。その変化は、事物を思いのままに構成する光の力によって生じる」(140頁)→1912 は ル・コルビュジエの『建築をめざして』中の有名な箴言の元なのか…